HSP製実行ファイルのICONを変更しよう!

Hot Soup Processorのデフォルトアイコン「スープカップ」。 フリーウェアとして公開されていて、Windows用のゲームやツールを開発できるスクリプト言語システム「HSP」で作成した 実行ファイルのアイコン(ICON)は、デフォルトで「スープカップ」(×ティーカップ、×お茶碗、 ×コーヒーカップ)になっとります。ホットなスープ(汁物)を入れるための容器なんですなぁ。(^^

HSPのマニュアルには、『配布用の実行ファイルは自由にアイコンを書き換えていただいて構いません』と あり、勝手に変更しても問題もありません。

◆ 変更ツール

で、実行ファイルを作成した後にアイコンを自前のものに書き換えたい 場合、HSPの開発環境そのものに変更機能はないので、別途書き換えツールを使うことになります。

HSP2(HSP 2.x)の場合は、オンラインソフトウェア紹介サイト「Vector」で探がせば、フリーソフトがいろいろと掲載されとります。「icon_rewrite」、「アイコン即変乾」、「SATO ICON CHANGER」、「HSPアイコンチェンジャー」などなど・・・。

HSP3(HSP 3.x)の場合は、「Let's HSPIC!」という専用のフリーソフト。
 「アイコン以外のリソースを含むファイルは書き換えられません」というエラーダイアログはでません。 「Resource Hacker」というツールを別に導入する必要があります。マルチアイコンタイプも適用OK、ファイルの プロパティで確認できるバージョン情報のデータも実行ファイルに埋め込める〜。(^o^

関連メモ

ファイルの拡張子
 Windowsでファイルの種類を決める最後尾に付く「コンマ+英文字」。見た目上の記号のようなもので、 拡張子を変更したからといって、データの中身自体が変わったりはしません。HSP関連では下のようなもの があります。

ちなみに、デフォルトのWindowsはすべてのファイルの拡張子を表示しない設定になってます。
 エクスプローラの[ツール]→[フォルダオプション]ダイアログで、[表示]タブの[詳細設定]に「登録されて いる拡張子は表示しない」という項目があるので、チェックを外しておいてださい。パソコンのセキュリティ 面からも重要です。(トレンドマイクロMcAfee

ついでに、HSPのスクリプトでファイルパス文字列から拡張子部分だけ切り出すgetpath関数を使います。

マルチアイコン
 1つのアイコンファイル(*.ico)内に色数とサイズの異なるアイコンデータが複数の含まれているもの。

複数のアイコンが用意されてると、エクスプローラやデスクトップ上でファイルを表示する際に適切な 大きさのアイコンを利用するようになります。このようなアイコンを用意するには、「@icon変換」ツールが便利。

アイコン書き換えソフトの作成
 HSP2(HSP 2.x)時代によく利用された拡張プラグイン「iconrewr.dll」は、HSP3(HSP 3.x)製実行ファイルに対応してません。「アイコン以外のリソースを含むファイルは書き換えられません」 というエラーが表示されます。
 外部からの利用を想定したアイコン書き換えDOSコンソールプログラム「lhspicc.exe」を提供してます。HSP3製実行ファイルのみ対応、マルチアイコンの変更も可能。

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