ウイルス定義データ手動更新アップデート方法 Microsoft Security Essentials(MSE)
マイクロソフトが無料で提供してるWindows XP/Vista/7向けウイルス対策ソフトMicrosoft Security Essentials(マイクロソフト セキュリティエッセンシャルズ、略称「MSE」)のウイルススキャンエンジンとウイルス定義データ(シグネチャファイル)を手動でアップデート更新する方法を説明します。
何かのトラブルで自動更新ができない時(ウルスおよびスパイウェアの定義:接続に失敗しました)や、USBメモリなどに保存してインターネットに接続されてないWindowsパソコンへ持ってくこともできます。 (^ー^)v
【1】 Microsoft Malware Protection Center のページ(英語)へアクセスする
【2】 「Manually download the latest updates」という項目にある『32-bit』か『64-bit』のリンクをクリックして、デスクトップなどにファイルをダウンロードする
使用してるWindowsパソコンが、32ビットか64ビットか分からんならコチラのページを参照あれ!
【3】 ダウンロードした実行ファイルを起動する
Microsoft Security Essentials に関するメモ
◆ 「Microsoft Security Essentials」の読み方・発音は?
「マイクロソフト・セキュリティ・エッセンシャルズ」です。「essentials」は「必需品」という意味。
◆ 「Microsoft Security Essentials」の省略形・略称は?
そのまま頭文字から取った「MSE」。「MSSE」とするサイトを見かけるけど、マイクロソフトの公式サイト内でも「MSE」の表記あり。
◆ 「Microsoft Security Essentials」の対応環境は?
Windows XP、Windows Vista、Windows 7です。
Windows 8、Windows 8.1、Windows 10 には「Microsoft Security Essentials」とまったく同等なウイルス対策ソフト「Windows Defender」があらかじめインストールされてます。 (ウイルスバスターとかノートンとかセキュリティソフトを導入すると自動的に無効になる)
◆ MSE が検出に対応する不正なプログラムの種類は?
いわゆる広義のコンピュータウイルス全般です。ウイルス、スパイウェア、トロイの木馬、ワーム、アドウェアなど、手動スキャンと駆除・削除、常駐監視機能(リアルタイム保護)をサポートしてます。
◆ MSE にファイアウォール機能は?
ファイアウォール機能は実装されてません。OSそのものに簡易的なものが標準で搭載されてるためです。
◆ MSE をより軽く動かすには?
MSEの設定を開いて左メニューから作業します。必ず右下の[変更の保存]ボタンを押し忘れないように。
- [除外されたファイルの種類] で、画像ファイル「bmp;gif;jpg;png;ico」、テキストファイル「txt;log;cfg;css」、音楽/動画ファイル「mp3;wav;wmv;mp4;avi」といった拡張子を除外する。
- [詳細設定] → [圧縮ファイルをスキャンする] のチェックマークを外して無効化する。
◆ MSE にメールスキャン機能は?
メールの受信データをウイルススキャンする機能はありません。ただ、受信し終わった後に、通常の常駐監視機能としてのスキャン対象となります。ちなみに、迷惑メール対策機能もありません。
◆ MSE の常駐監視機能(リアルタイム保護)を一時的に無効化するには?
パソコン画面右下のタスクトレイ(通知領域)にある「Microsoft Security Essentials」のアイコンをクリックして起動し、[設定]タブの [リアルタイム保護] → [リアルタイム保護を有効にする] で切り替えます。実際に反映させるには、ウィンドウ下の[変更の保存]ボタンを押す必要があります。
◆ MSE のウイルス検出率・比較評価は?
マイクロソフトは「AV-Comparatives」「AV-Test.org」「Virus Bulletin」のような第三者機関によるセキュリティソフトの評価テストに参加してます。ちなみに、「Microsoft Security Essentials」(MSE)は他の一般的なウイルス対策ソフトと同様にウイルス定義データを日々更新して”後追い”の形で対応してるので、検知できない未知のウイルスは当然ながら存在します。
◆ MSE が正常に動作して得るか確認テストするには?
「EICAR」(eicar.com)という擬似ウイルスファイルが用意されてます。MSEは「Virus:DOS/EICAR_Test_File」と検出しますが、あくまでセキュリティソフトの動作確認用なのでWindowsパソコンには無害です。
本番でパニックにならないよう、ウイルス検出時の通知ポップアップを一度は見て把握しておいたほうがいいです。
◆ MSE にブラウザ保護機能は?
MSE にはインターネット上のページからブラウザ経由で強制的にウイルス感染させる脅威の対策はありません。コチラの無料ウイルス対策をユーザー自らやっておく必要があります。というか、この無料ウイルス対策をユーザーに代わって行なってくれる市販セキュリティソフト・アンチウイルスソフトが存在しません。
◆ 「Microsoft Forefront」とは?
マイクロソフトが企業向けに有償で提供してるセキュリティソフト群の総称です。ちなみに「Microsoft Security Essentials」(MSE)とまったく同じウイルススキャンエンジン、ウイルス定義データが使われてます。無料だからといって手抜き扱いはされてません。
◆ 「Windows Defender」とは?
Windows XP、Windows Vista、Windows 7環境では、マイクロソフトが個人向けに無料で提供してるスパイウェア対策ソフトになります。スパイウェアの手動スキャンと駆除・削除、常駐監視機能をサポートしてますが、ウイルス検出機能がありません。
「Microsoft Security Essentials」や、他の一般的な総合セキュリティソフト(ウイルスバスター、ノートンなど)をインストールすると、競合してトラブルが起こらないよう自動的に無効化されます。
紛らわしいけど、これがWindows 8、Windows 8.1環境だと、ウイルスとスパイウェアの両方に対応していて「Microsoft Security Essentials」(MSE)に取って代わるソフトになります。