セキュリティソフト人気ランキング 日本市場シェア上位6社 【ウイルス対策の効果】
Windowsパソコンのウイルス対策！ 日本で一般消費者向けに市販されてる
セキュリティソフトの実売販売本数ランキングで上位６社は下のような感じだそうです。 （2014年3月分、株式会社BCN 調べ）
| おすすめ有名セキュリティソフト 日本国内市場シェア上位６社 | ||
|---|---|---|
トレンドマイクロ ウイルスバスター クラウド |
シマンテック ノートン |
ソースネクスト ウイルスセキュリティZERO スーパーセキュリティZERO |
ESET |
カスペルスキー |
マカフィー |
☆ 日本にもラボを置くセキュリティ会社
- シェア5位
カスペルスキー （Kaspersky／Касперского）
- シェア6位
マカフィー （McAfee）
- シェア2位
- シェア1位
トレンドマイクロ （Trend Micro／趨勢科技）
☆ ローカライズ製品の販売パートナー
- シェア4位 キヤノンITソリューションズ →
ESET
- シェア3位 ソースネクスト →
K7 Computing 、
BitDefender
トレンドマイクロ（ウイルスバスター）、シマンテック（ノートン）、ソースネクストが一般消費者向け製品で10年以上にわたってトップ３に君臨する御三家となっていて、日本ではこの３社の合計で約８割のシェアとなるみたい。
あとは、前年2013年3月分のシェアを見ると、ESET（5位）とカスペルスキー（4位）に順位の入れ替わりがあるぐらい。
■ セキュリティソフト かなりテキトーな機能比較
| 市販セキュリティソフト 対応機能比較 | |||
|---|---|---|---|
| −−−−− |  |
 |
 |
| ウイルスバスター クラウド | O | O | O |
| ノートン 360 ノートン インターネットセキュリティ ノートン セキュリティ |
O | O | O |
| ノートン アンチウイルス | O | - | - |
| ウイルスセキュリティZERO スーパーセキュリティZERO |
O | O | O |
| ESET スマートセキュリティ ESET ファミリーセキュリティ ESET パーソナルセキュリティ |
O | O | O |
| ESET NOD32アンチウイルス | O | - | - |
| カスペルスキー マルチプラットフォームセキュリティ カスペルスキー インターネットセキュリティ |
O | O | O |
| カスペルスキー アンチウイルス | O | - | - |
| マカフィー インターネットセキュリティ マカフィー リブセーフ |
O | O | O |
| マカフィー アンチウイルスプラス | O | O | - |
ウイルス攻撃者とセキュリティ会社の攻防
ウイルス攻撃者は、これらおすすめのセキュリティソフトが手がけるセキュリティ会社の状況を随時把握しており、なるたけ
セキュリティソフトに金儲けビジネスを妨害されないようにするシステムを構築してるようです。
■ セキュリティソフトのスキャン結果を提供する有料サービス
たとえば、指定したファイルをセキュリティソフトでスキャンした判定結果を返すアンダーグラウンド上の有償Webサービスが複数存在します。この手のサービスはアップロードされたファイルがセキュリティ会社に共有されないことを保証してます。
ロシア語と英語で提供されるオンラインファイルスキャンサービス
↑セキュリティソフトに実装されてるウイルススキャンエンジンのバージョン情報、更新日、Web APIのパラメータ名の一覧リストが掲載されていて、左上にはスキャンにかかる料金（1ヶ月＝30ドル、チェック1回＝0.15ドル）の情報も見えます。
ちなみに、同じようなファイルスキャンサイトとしてGoogleが保有する VirusTotal が知られてますが、こちらはアップロードされたファイルがセキュリティ会社にも共有される正義のサービスなので、サイバー犯罪者は基本的に利用しません。
■ ウイルスの”亜種”を生成する有料サービス
また、右側にはウイルス攻撃者向けの様々なWebサービスを宣伝するバナー広告が貼り付けられてます。
実行ファイルのCrypt（難読化）サービスの宣伝広告
上記３つは、セキュリティ会社が言うところの”亜種”ファイルを生成してくれるWebサービスです。
『ウチの変換サービスを使うとマルウェアがCleanと判定され検出できない亜種のできあがり♪』
このWebサービスを利用すると、セキュリティソフトが脅威であるとクロ判定できないファイルへ変換してくれるということで、ファイルスキャン結果をスリ抜けてセキュリティソフト検出ゼロ（「0/35」とか「0/53」）が実現できるとＰＲしてます。 (ーー;
いくつか ウイルスメールの添付ファイル のイメージ画像を紹介してるページでウイルススキャン結果も出してるけど、何だかんだ一歩先にいるのは攻撃者側です。 （ー_ー;
ウイルス対策ソフト・セキュリティソフトの導入効果は？
ものスゴく当てにならない 『自分は大丈夫！』論 を根拠にセキュリティソフトを否定しようとするWindowsユーザーさんがいたりしますが、導入する効果があることは統計で実証されてます。 （＾＾）b
下のグラフは Windows Update 経由で毎月配信されてる 悪意のあるソフトウェアの削除ツール から判明した調査データで、セキュリティソフトを正しく運用し続けることでウイルス感染率に明らかな差が出てることが一目瞭然です。
調査対象期間は 2012年｛7・8・9月｝、2012年｛10・11・12月｝、2013年｛1・2・3月｝、2013年｛4・5・6月｝ にかけて
- 赤 セキュリティソフトがまったく導入されてない、またはウイルス定義データが最新ではないWindowsパソコン
ウイルスに感染していたのは 1,000台中20.9〜24.6台、緑と比べて 7.1倍 多い - 黄 セキュリティソフトが正しく運用されてない状態が一時的に発生したWindowsパソコン
ウイルスに感染していたのは 1,000台中16.5〜20.5台、緑と比べて 6.0倍 多い - 緑 セキュリティソフトが正しく運用されていたWindowsパソコン
ウイルスに感染していたのは 1,000台中3.1〜4.5台 ＝ ゼロではないところに注意！
マルウェアは1日に万の単位で投入され、その一部はセキュリティ会社が後を追って対応している ”イタチごっこ” の状態になっていて、マイクロソフトも次のようにぶっちゃけてます。 （＾ν＾;
マイクロソフトだってウイルスに感染します - Microsoft 日本のセキュリティチーム
巧妙化する攻撃では、あらかじめ攻撃者はマルウェア対策ソフトによる検出を回避するように設定したうえで攻撃を仕掛けるため、マルウェア対策ソフトの技術では防ぎきれないのも事実です。それが、マイクロソフト環境における 41 件の感染事例です。
https://blogs.technet.microsoft.com/jpsecurity/2016/09/07/
終わりのない脅威を前に、おすすめするセキュリティソフトの導入でもって100％完璧な保護が実現されるワケではないけれど、ウイルス感染確率を引き下げる効果と保険的な役割をぜひ恩恵したいものです。 （＾O＾）/
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