【無料】 マイクロソフトがWindowsパソコン向けに提供するウイルスチェック方法 【フリー】
米国のマイクロソフトがWindowsパソコン向けに提供してるウイルスチェック/スキャン/検査の手段をまとめてみました! このような総合セキュリティソフトと違って、ココで紹介してるものはすべてフリーソフト(無料)です。
売れ筋Windowsソフト人気ランキング! (Yahoo!ショッピング)
----- | 検出&駆除 | 常駐監視 | 自動更新 | 対応Windows | |
ウイルス | スパイウェア | ||||
Microsoft Security Essentials (セキュリティエッセンシャルズ) |
O | O | O | O | Vista/7 |
Microsoft Safety Scanner (マイクロソフト セーフティスキャナー) |
O | O | X | X | Vista/7/8/10 |
Windows Defender (ウィンドウズ ディフェンダー) |
X | O | O | O | Vista/7 |
Windows Defender (ウィンドウズ ディフェンダー) |
O | O | O | O | 8/10 |
Malicious Software Removal Tool (悪意のあるソフトウェアの削除ツール) |
(一部) | (一部) | X | X | Vista/7/8/10 |
Windows Defender Offline | O | O | X | X | Vista/7/8/10 |
O | O | X | - | - |
〜 ブログ記事 おすすめWindows向けウイルス駆除ツール 5選 〜
Microsoft Security Essentials (MSE)
読みは「マイクロソフト セキュリティエッセンシャルズ」、略称「MSE」。ウイルス・スパイウェア・トロイの木馬・ワーム・アドウェアなどの脅威に対応した無料ウイルス対策ソフトです。
脅威から常時守ってくれるリアルタイム常駐監視機能を搭載してますが、このようなソフトでは当たり前のEメールのウイルススキャン、パーソナル・ファイアウォール、迷惑メール対策機能、悪意のあるURLアドレスの遮断機能などが用意されてません。手厚いユーザーサポートはありませんが、いちおうメインのウイルス対策ソフトとして利用できます。
利用可能な範囲は、家庭内の個人利用や営利SOHO、小規模企業の10台パソコンです。
※Windows 8/10は標準搭載のウイルス対策ソフト「Windows Defender」が使えるため利用できません。
Microsoft Safety Scanner
読みは「マイクロソフト セーフティスキャナー」。ウイルス・スパイウェア・トロイの木馬・ワーム・アドウェアの検出と駆除の機能だけ実装されてる簡易チェックツールです。ウイルス定義データを自分自身に内蔵しているので、ダウンロードしてきた実行ファイルをインストール作業なく起動するだけ利用できます。
脅威から常時守ってくれるリアルタイム常駐監視機能を搭載されておらず、ウイルス定義データを更新するという概念がないので、使いたい時に公式サイトからダウンロードしてくる形です。
緊急時のウイルススキャンや、このようなメインのセキュリティソフトと併用可能なサブとして使えます。
Windows Defender
読みは「ウィンドウズ ディフェンダー」。Windows Vista/7に標準で搭載されてるスパイウェア専門の無料対策ソフトです。Windows XPも手動でインストールできます。
脅威から常時守ってくれるリアルタイム常駐監視機能を搭載してますが、主戦場となるウイルス・トロイの木馬・ワームなどの検出にはいっさい対応してません。通常はメインのセキュリティソフトと競合しトラブルが起こらないよう自動的に無効化されます。
※ Windows 8/10に搭載されてる「Windows Defender」は、ウイルスとスパイウェアの両方に対応していて、ウイルス対策ソフト「Microsoft Security Essentials」(MSE)に取って代わる形になってます。
悪意のあるソフトウェアの削除ツール (Malicious Software Removal Tool)
月1回の間隔で行なわれてるWindowsパソコンの定例更新「Windows Update」の時に自動的に配信される簡易ウイルスチェックツールです。世界中で蔓延し、マイクロソフトが駆除・削除が必要と判断した、ごく一部の特定ウイルスや特定スパイウェアの駆除を行います。
Windows Live OneCare PCセーフティ 《サービス終了》
マイクロソフトのブラウザ「Internet Explorer」から無料で利用できたオンラインウイルス・スパイウェアチェックサービスです。2011年にサービスの提供を終了し、代替手段として「Microsoft Safety Scanner」(MSS)が公開されました。
Microsoft Forefront
読みは「マイクロソフト フォアフロント」。無料ウイルス対策ソフト「Microsoft Security Essentials」(MSE)の上位版に相当するもので、企業向け専用の包括的な有償セキュリティ製品の総称になります。
「Microsoft Security Essentials」(MSE)とまったく同じウイルススキャンエンジンとウイルス定義データを利用してます。
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◇ マイクロソフトのウイルスチェック メモ
- 「Microsoft Security Essentials」(MSE)のユーザーは、ウイルススキャンエンジンとウイルス定義データがまったく同じものを流用してる「Microsoft Safety Scanner」や「Windows Defender」を利用する意味がありません。
- マイクロソフト以外のセキュリティソフト(ノートン、ウイルスバスターなど)が導入されてる場合は、「Microsoft Security Essentials」(MSE)や「Windows Defender」は利用してはいけません。機能が衝突するので競合トラブルによりパソコンに問題が発生する場合があります。「Microsoft Safety Scanner」についてはメインのセキュリティソフトを補助するサブのウイルスチェック手段としてOKです。
- メインのセキュリティソフトをまったく導入してない場合、「Windows Defender」のみ有効にしたとしてもスパイウェア対策だけです。肝心のウイルス・トロイの木馬・ワームなどの対策と検出・駆除ができないことになります。ちなみに、「Windows Defender」はWindows Vista以降でOS標準搭載なので、パソコンから削除できない仕様になってます(機能の無効化で対処)。
- セキュリティソフトをまったく導入してない場合、「Microsoft Safety Scanner」をテキトーに利用する程度ではまったくウイルス対策になりません。「Microsoft Safety Scanner」は単なる簡易ウイルスチェックツールなので、常にパソコンに保管しておくものではなく使い捨てです。ウイルスの侵入を許してから大慌てで導入しても、もはや”後の祭り”という状態もあり得ます。