【無料スキャン?】 Registry Winner の削除アンインストール方法 【大量エラー購入誘導!】
ALikeT Softwareなる素性不明な中国の会社が提供してると思われるレジストリクリーナー「Registry Winner」(レジストリ ウィナー、レジストリ勝者)。
『2分でを修復します。PCエラー修復とPC高速化! (推奨)』というようなダマし広告が検索エンジンの検索結果に出稿されてるのを確認してます。
この手のソフトは、お試し感覚でインストールしスキャンしてみると100件とか1,000件とか尋常じゃない量の”エラー”を必ず検出し、解決するには有償版をクレジットカードで今すぐ買うよう促す販売手法を行う点検商法的なソフトです。
”無料”のコトバで最初は誘き寄せて、いざという場面では”エラー”の数の多さを見せつけ驚かせて不安をあおるのを前提とした設計になってるのが特徴で、「Registry Winner」を買って対処しないとパソコンがヤバいんじゃないかと勘違いさせる雰囲気へ持ってかれます。
点検商法
点検商法(てんけんしょうほう)とは、「点検」と称して訪問し、点検作業を行い、虚偽報告又は不安をあおることにより、
商品購入や役務提供契約を勧め、過分な改善、劣悪あるいは異常に高価な商品や役務を行う悪徳商法。また、点検の結果、
機器の故障や劣化などがあったとして危険性を強調し、機器の交換など勧めることが多く、こうしたものは「危険商法」という
ことがある。 ≪Wikipedia より≫
[相談事例] 無料だと思い、パソコンの処理速度を向上するソフトをインストールしてみた
何気なくウェブサイトを見ていた時に、「パソコンの処理速度を向上。まずは無料ソフトでエラーチェックを。」といった広告を
見つけた。特に警戒もせずにクリックして先に進み、ソフトをインストールして実行したところ、たちまち大量のエラーが検出され、
修復するためには有料版ソフトの購入が必要だと警告してきた。(〜以下略〜) ≪情報処理推進機構 2011年8月 より≫
エラー表示などでパソコンソフトを購入させる手口に注意
全国の消費生活センターには、「パソコンを操作しているうちにエラー表示などが現れ、エラーを解消するためにはソフトを
ダウンロードする必要があると表示されたので、ソフトをダウンロードした」という相談が寄せられている。
パソコンに表示されるエラー表示は、本当にそのパソコンの状況を知らせるものとは限らず、消費者を不安にさせ、
必ずしも購入する必要のないソフトの代金を支払わせる手口の可能性もある。 ≪国民生活センター 2012年8月 より≫
ウイルスというわけではないので、このような対策ソフトは特に何もしてくれません。
同社は他に「Defrag Winner」「Uninstall Winner」「Privacy Winner」「Disk Thinner」なるものも提供してます。
Registry Winner のアンインストール方法 (パソコンから削除)
【1】 「Registry Winner」を終了させ、インストールされてるフォルダに移動し、フォルダ内にある「unins000.exe」を実行します。一般的には「C:\Program Files\Registry Winner\」(64ビット環境だと「C:\Program Files (x86)\Registry Winner\」)です。
あるいは、コントロールパネルの[プログラムの追加と削除](Windows XP)、「プログラムと機能」(Windows Vista/7)にも項目が作られるのでそこからも可能です。
【2】 『Registry Winner とその関連コンポーネントをすべて削除します。よろしいですか?』で「はい」を選択します。
【3】 「C:\Program Files\Registry Winner\」フォルダ(64ビット環境なら「C:\Program Files (x86)\ ・・・」)がもし残ってたら手動でごみ箱へ捨てます。