【勝手にインストール!?】 Registry Mechanic 削除アンインストール方法 【不安をあおって購入誘導】
オーストラリアのソフトウェア会社PC Tools(米国セキュリティ会社シマンテックが2008年買収)が提供してるレジストリクリーナー「Registry Mechanic」(レジストリ メカニック)。
「パソコン高速化・最適化」といった感じのネット広告で誘導され取り込んでしまうパターンや、海外製フリーソフトのインストーラに同時インストールオプションとして引っ付いていて、インストーラ画面の文章をしっかり確認せず、テキトーにボタンを押していったことが原因で”勝手に”という状況も起こります。
- DivX (「Registry Mechanic」「Norton Security Scan」「Google Chrome」の中から推薦?)
- Adobe Shockwave Player
- その他にもある???
この手のソフトは、尋常じゃない量のエラーを必ず検出し驚かせて、解消したければ有償版を買うよう誘導してくる点検商法商法ソフトです。
PC Toolsはスパイウェア駆除ツール「Spyware Doctor」(スパイウェアドクター)でさんざん不安を煽る販売手法を行ってきた前科があります。
PC Toolsの公式サイト上では下のような記述があり、実際のソフト上でも体験版ということになってますが、対処できないセクションでどうやったってエラーが出る運命なので、この手のソフトの無料体験版と違い「Registry Mechanic」(レジストリ メカニック)を買わないといけない雰囲気へ持ってかれます。
試用版の制限: 試用版に使用期限はありませんが、レジストリのうち 5 つのセクションで
見つかった問題のみを除去できます。検出された問題をすべて除去するには、登録バージョンが必要です。
点検商法
点検商法(てんけんしょうほう)とは、「点検」と称して訪問し、点検作業を行い、虚偽報告又は不安をあおることにより、
商品購入や役務提供契約を勧め、過分な改善、劣悪あるいは異常に高価な商品や役務を行う悪徳商法。また、点検の結果、
機器の故障や劣化などがあったとして危険性を強調し、機器の交換など勧めることが多く、こうしたものは「危険商法」という
ことがある。 ≪Wikipedia より≫
[相談事例] 無料だと思い、パソコンの処理速度を向上するソフトをインストールしてみた
何気なくウェブサイトを見ていた時に、「パソコンの処理速度を向上。まずは無料ソフトでエラーチェックを。」といった広告を
見つけた。特に警戒もせずにクリックして先に進み、ソフトをインストールして実行したところ、たちまち大量のエラーが検出され、
修復するためには有料版ソフトの購入が必要だと警告してきた。(〜以下略〜) ≪情報処理推進機構 2011年8月 より≫
エラー表示などでパソコンソフトを購入させる手口に注意
全国の消費生活センターには、「パソコンを操作しているうちにエラー表示などが現れ、エラーを解消するためにはソフトを
ダウンロードする必要があると表示されたので、ソフトをダウンロードした」という相談が寄せられている。
パソコンに表示されるエラー表示は、本当にそのパソコンの状況を知らせるものとは限らず、消費者を不安にさせ、
必ずしも購入する必要のないソフトの代金を支払わせる手口の可能性もある。 ≪国民生活センター 2012年8月 より≫
Registry Mechanic のアンインストール方法 (パソコンから削除)
【1】 左メニュー[アドミニスター]を選択し、[設定]アイコンをクリックします。設定画面の左メニュー「スケジューラー]を選択し、[Registry Mechanic Scheduler の有効化]のチェックマークを外します。
【2】 ウィンドウ右上の×ボタンでプログラムを終了させます。
【3】 下のどれかで作業します。
- Windows
のコントロールパネルにある[プログラムの追加と削除](Windows XP)、「プログラムと機能」(Windows Vista/7)を開いて、「Registry Mechanic」を選択する。
- インストールフォルダ「C:\Program Files\Registry Mechanic\」(64ビット環境だと「C:\Program Files (x86)\Registry Mechanic\」)に移動して「unins000.exe」を実行する。
【4】 確認ダイアログ『Registry Mechanic とそのコンポーネントのすべてを完全に削除していいですか?』で、[はい]ボタンを押します。